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●友を責めるな、行為を責めよ
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●あなたの子どもが、あなたからみて好ましくない友だちと交際を始めたら、鉄則はただ一つ。
友を責めるな、行為を責めよ、です。
つまりその行為のどこがどう悪いかだけを責めても、決して、相手の子どもの名前を出してはいけません。
「あの子は、悪い子だから、つきあってはダメ」というのは、子どもに、友を取るか、親を取るかの、択一を迫るようなもの。
子どもがあなたを取ればよし。そうでなければ、あなたとの間に、深刻なキレツを入れることになります。 |
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●一芸は聖域
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●子どもの一芸は、聖域と考えます。よくある失敗例は、「成績がさがったから、(好きな)サッカーをやめなさい」と子どもに迫ること。
子どもから一芸をうばうと、子どもは、糸の切れた凧のようになってしまいます。
もちろん成績もさがります。
子ども一芸は、聖域と考えて、決して、侵してはいけません。 |
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●あと始末
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●日本人は、あと片づけには、うるさいですね。しかしそれより大切なのは、あと始末です。
ジュースを飲んだら、そのコップを洗う。風呂から出るときは、アワを流すなど。
あと始末のしっかりできる子どもにするということは、責任感の強い子どもを育てることを意味します。
ちなみに日本以外の国では、ものが散らかっていても、親は、子どもにほとんど、何も言いません。
しかしあと始末には、うるさいです。
食後の皿洗いなど、家族全員でするのが彼らの習慣にもなっています。 |
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●親子の三角関係
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心理学の世界にも、「三角関係」という言葉がある。父親が母親の悪口を言ったり、批判したりすると、夫婦の間に、キレツが入る。そして父親と母親、母親と子ども、子どもと父親の間に、三角関係ができる。子どもが幼いうちはまだしも、一度、この三角関係ができると、子どもは、親の指示に従わなくなる。つまりこの時点で、家庭教育は、崩壊する。 |
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●逃げ場を大切に
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どんな動物にも、最後の逃げ場というのがある。子どもも、またしかり。子どもは、その逃げ場に逃げ込むことによって、身の安全をはかり、心をいやす。たいていは自分の部屋ということになる。その逃げ場を荒らすようになると、子どもの心は、一挙に不安定になる。だから子どもが逃げ場に逃げたら、その逃げ場を荒らすようなことはしてはいけない。 |
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●心はぬいぐるみで
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年長児にぬいぐるみを見せると、「かわいい」と言って、やさしそうな表情を見せる子どもが、約80%。しかし残りの20%は、ほとんど、反応を示さない。示さないばかりか、中には、キックしてくる子どもがいる。小学校の高学年児でも、日常的にぬいぐるみをもっている子どもは、約80%。男女の区別はない。子どもの中に、親像が育っているかどうかは、ぬいぐるみを抱かせてみるとわかる。 |
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●国語教育は、言葉から
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子どもの国語力は、母親の会話能力によって決まる。たとえば幼稚園バスがやってきたとき、「ほらほら、バス。ハンカチは? 帽子は? 急いで」というような言い方を、母親がしていて、どうして子どもの中に、国語力が育つというのか。そういうときは、めんどうでも、「バスがきます。あなたは急いで、外に行きます。ハンカチをもっていますか。帽子をかぶっていますか」と話す。そういう母親の会話力が、子どもの国語力の基本になる。 |
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●計算力は、早数えで
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「ヒトツ、フタツ、ミッツ……」と数えられるようになったら、早数えの練習をする。「イチ、ニ、サン……」から、さらに、「イ、ニ、サ、シ、ゴ、ロ、シ、ハ、ク、ジュウ」と。さらに手をパンパンとたたいてみせ、それを数えさせる。なれてくると、子どもは、数を信号化する。たとえば「2足す3」も、「ピ、ピ、と、ピ、ピ、ピで、5」と。これを数の信号化という。この力が、計算力の基礎となる。 |
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●使えば使うほど、いい子
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使えば、使うほど、子どもは、いい子になる。生活力も身につくが、忍耐力も、そこから生まれる。その忍耐力というのは、(いやなことをする能力)のことをいう。ためしに、あなたの子どもに、台所のシンクにたまった生ゴミを始末させてみてほしい。「ハ〜イ」と言って、喜んで片づけるようなら、あなたの子どもは、その忍耐力のある子どもということになる。このタイプの子どもは、学習面でも伸びる。 |
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●やさしさは苦労から
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ためしにあなたの子どもの前で、重い荷物をもって、苦しそうな表情をして歩いてみてほしい。そのとき、「ママ(パパ)、助けてあげる!」と言って走り寄ってくればよし。そうでなく、テレビやゲームに夢中になっているようなら、かなりのドラ息子(娘)とみてよい。今は、(かわいい子)かもしれないが、やがて手に負えなくなる。子どもは(おとなも)、自分で苦労をしてみてはじめて、他人の苦労がわかるようになる。やさしさも、そこから生まれる。 |
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●釣りザオを買ってやるより……
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イギリスの教育格言に、「釣りザオを買ってやるより、いっしょに、釣りに行け」というのがある。子どもの心をつかみたかったら、そして親子のキズナを太くしたかったら、いっしょに釣りに行け、と。多くの人は、子どものほしがるものを与えて、それで子どもは喜んでいるはず。感謝しているはず。親子のキズナも、それで太くなったはずと考える。しかしこれは幻想。むしろ逆効果。 |
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●100倍論
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子ども、とくに幼児に買い与えるものは、100倍して考える。たとえば100円のものでも、100倍して、1万円と考える。安易に、お金で、子どもの欲望を満足させてはいけない。一度、お金で、満足させることを覚えてしまうと、年齢とともに、その額は、10倍、100倍とエスカレートしていく。高校生や大学生になるころには、1000円や1万円では、満足しなくなる。子どもが幼児のときから、慎重に! |
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●子どもは、信じて伸ばす
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心理学の世界にも、「好意の返報性」という言葉がある。イギリスの格言にも、「相手は、あなたが相手を思うように、あなたのことを思う」というのがある。あなたがその人を、いい人だと思っていると、その相手も、あなたをいい人だと思っている。しかしそうでなければそうでない。子どものばあいは、さらにそれがはっきりと現れる。だから子どもを伸ばしたいと思うなら、まず自分の子どもをいい子どもだと思うこと。子どもを伸ばす、大鉄則である。 |
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●強化の原理
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前向きに伸びているという実感が、子どもを伸ばす。そのため、「あなたはどんどんよくなる」「すばらしくなる」という暗示を、そのつど、子どもにかけていく。まずいのは、未来に不安をいだかせること。仮に子どもを叱っても、そのあと何らかの方法でそれをカバーして、「ほら、やっぱり、できるじゃない」と、ほめて仕上げる。 |
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●叱るときの原則
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子どもを叱るときは、自分の姿勢を低く落とし、子どもの目線の高さに自分の目目線の高さをあわせる。つぎに子どもの両肩を、やや力を入れて両手でつかみ、子どもの目をしっかりと見つめて叱る。大声を出して、威圧したり、怒鳴ってはいけない。恐怖心をもたせても意味はない。中に叱られじょうずな子どもがいて、いかにも反省していますというような様子を見せる子どもがいる。しかしそういう姿に、だまされてはいけない。 |
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