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●仮面に注意
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絶対的なさらけ出しと、絶対的な受け入れ。この基盤の上に、親子の信頼関係が築かれる。「絶対的」というのは、「疑いすらもたない」という意味。あなたの子どもが、あなたの前で、そうであればよし。しかしあなたの前で、いい子ぶったり、仮面をかぶったりしているようであれば、親子の関係は、かなり危機的な状況にあると考えてよい。あなたから見て、「何を考えているかわからない」というのであれば、さらに要注意。 |
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●根性・がんこ・わがまま
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子どもの根性、がんこ、わがままは、分けて考える。がんばって何か一つのことをやりとげるというのは、根性。何かのことにこだわりをもち、それに固執することを、がんこ。理由もなく、自分の望むように相手を誘導しようとするのが、わがままということになる。その根性は、励まして伸ばす。がんこについては、子どもの世界では望ましいことではないので、その理由と原因をさぐる。わがままについては、一般的には、無視して対処する。 |
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●アルバムを大切に
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おとなは過去をなつかしんで、アルバムを見る。しかし子どもは、自分の未来を見るために、アルバムを見る。が、それだけではない。アルバムには、心をいやす作用がある。それもそのはず。悲しいときやつらいときを、写真にとって残す人は、少ない。つまりアルバムには、楽しい思い出がぎっしり。そんなわけで、親子の絆(きずな)を太くするためにも、アルバムを、部屋の中央に置いてみるとよい。 |
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●名前を大切に
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子どもの名前は大切にする。「あなたの名前は、すばらしい」「いい名前だ」とことあるごとに言う。子どもは、自分の名前を大切にすることをとおして、自尊心を学ぶ。そしてその自尊心が、何かのことでつまずいたようなとき、子どもの進路を、自動修正する。たとえば子どもの名前が、新聞や雑誌に載ったようなときは、それを切り抜いて、高いところに張ったりする。そういう親の姿勢を見て、子どもは、名前のもつ意味を知る。 |
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●子どもの体で考える
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体重10キロの子どもに缶ジュースを一本与えるということは、体重50キロのおとなが、5本、飲む量に等しい。そんな量を子どもに与えておきながら、「どうしてうちの子は、小食なのかしら」は、ない。子どもに与える量は、子どもの体で考える。 |
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●カルシウムは、紳士をつくる
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イギリスでは、「カルシウムは、紳士をつくる」と言う。静かで落ちついた子どもにしたかったら、CA(カルシウム)、MG(マグネシウム)の多い食生活、つまり海産物を中心とした献立にする。こわいのは、ジャンクフード。さらにリン酸添加物の多い、食べもの。いわゆるレトルト食品、インスタント食品類である。リン酸は、CAの大敵。CAと化合して、リン酸カルシウムとして、CAは、対外へ排出されてしまう。 |
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●すばらしいと言え、親の仕事
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親が生き生きと仕事をしている姿ほど、子どもに安心感を与えるものは、ない。が、それだけではない。中に、自分の子どもに、親の仕事を引き継がせたいと考えている人もいるはず。そういうときは、常日ごろから、「仕事は楽しい」「おもしろい」を口ぐせにする。あるいは「私の仕事はすばらしい」「お父さんの仕事は、すばらしい」を口ぐせにする。まちがっても、暗い印象をもたせてはいけない。 |
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●敏捷性は、はだしで
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将来、運動能力のある子どもにしたかったら、子どもは、はだしにして育てる。子どもは、足の裏からの刺激を受けて、敏捷性(びんしょうせい)のある子どもになる。この敏捷性は、あらゆる運動能力の基本となる。分厚い靴下と、分厚い底の靴をはかせて、どうしてそれで敏捷性のある子どもになるのか。今、坂や階段を、リズミカルにのぼりおりできない子どもがふえている。川原の石の上に立つと、「こわい」と言って動けなくなる子どもも多い。どうか、ご注意! |
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●ジコチューは、精神の未熟性の証拠
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相手の心の中に、一度入って、相手の立場で考える。これを心理学の世界でも、「共鳴性」(サロヴェイ「EQ論」)という。それができる人を、人格の完成度の高い人という。そうでない人を、低い人という。学歴や地位とは、関係ない。ないばかりか、かえってそういう人ほど、人格の完成度が低いことが多い。そのためにも、まず親のあなたが、自分の自己中心性と戦い、子どもに、その見本を見せるようにする。 |
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●役割形成を大切に
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子どもが「お花屋さんになりたい」と言ったら、すかさず、「すてきね」と言ってあげる。「いっしょに、お花を育ててみましょうね」「今度、図書館で、お花なの図鑑をみましょうね」と言ってあげる。こうすることで、子どもは、自分の身のまわりに、自分らしさをつくっていく。これを「個性化」という。この個性化が、やがて、子どもの役割となり、夢、希望、そして生きる目的へとつながっていく。 |
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●暖かい無視を大切に
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自然動物保護団体の人たちが使う言葉に、『暖かい無視』という言葉がある。親の過干渉、過関心、過保護、でき愛ほど、子どもに悪影響を与えるものは、ない。もしそういう傾向を感じたら、暖かい無視にこころがける。が、無視、冷淡、拒否がよいわけではない。同時に『ほどよい親』にこころがける。「求めてきたときが、与えどき」と覚えておくとよい。とくに子どもがスキンシップを求めてきたときは、こまめにそれに応じてあげる。 |
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●父親の二大役割
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母子関係は重要であり、絶対的なものである。しかしその母子関係が濃密過ぎるのも、また子どもが大きくなったとき、そのままの状態でも、よくない。その母子関係に、くさびを打ち込み、是正していくのが、父親の役割ということになる。ほかに、社会性を教えるのも、重要な役割。昔で言えば、子どもを外の世界に連れ出し、狩の仕方を教えるのが、父親の役割ということになる。 |
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●欠点はほめる
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子どもに何か、欠点を見つけたら、ほめる。たとえば参観授業で、ほとんど手をあげなかったとしても、「手をもっと、あげなさい」ではなく、「この前より、手がよくあがるようになったわね」と言うなど。子どもが皆の前で発表したようなときも、そうだ。「大きな声で言えるようになったわね」と。押してだめなら、思い切って引いてみる。子どもを伸ばすときに、よく使う手である。 |
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●負けるが、勝ち
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ほかの世界でのことは、別として、間に子どもをはさんでいるときは、『負けるが勝ち』。これは父母どうしのつきあい、先生とのつきあいの、大鉄則である。悔しいこともあるだろう。言いたいこともあるだろう。しかしそこはぐっとがまんして、「負ける」。大切なことは、子どもが、楽しく、園や学校へ行けること。あなたのほうから負けを認めれば、そのときから人間関係は、スムーズに流れる。あなたががんばればがんばるほど、事態はこじれる。 |
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